何気なく使っている 言葉の意味

「メリハリ」

 

皆さんは、普段、何気なく、仕事に「メリハリ」をつけるという言い方を、していませんか?

誰かに、「メリハリ」って、どういう意味ですか?と、尋ねられたら、答えられますか?。

もし、答えられたら、あなたの評価は、「うなぎ上り」或いは、「鯉の滝登り」と、

讃えられる(称えられる)ことは、請け合いです。

「うなぎ上り」も、「鯉の滝登り」も、誉め言葉(褒め言葉)です。

「うなぎ上り」を、誉め言葉とする、語源は、2つ有ります。

・うなぎは、急流であっても、水位が低い川でも(水分さえあれば、山でも、畑でも)

   上って行こうとするからとの説。

・うなぎの体は、ヌルヌルしていて、捕まえようとしても、更に上に上ってしまうからとの説。

「鯉の滝登り」を、誉め言葉とする語源は、

・「鯉は、滝を登って龍になる」(立身出世する)という、ことわざからです。

   「こいのぼり」は、単なる名詞で、風がなければ、ダラっと垂れているだけです。

      躍動感が無く、誉め言葉にはなりません。

 

「のぼる」を、意味する漢字には、「上」、「登」、「昇」が、代表的です。

・上る

     下から、上にいくこと   (階段を上る、役員に上り詰める)

・ 登る

     相当の労力を費やして、登ること  (山に登る、木の天辺まで登る)

・昇る

     天体関係で昇ること  (天まで昇る、月が昇る)

 

昇天(しょうてん)とは、一般的には、「死ぬ」という意味で使われています。

竹取物語」の原文 を解りやすくした現代語訳では、「かぐや姫」が、月に帰った事を、

「昇天した」と書いてあります。

また、「かぐや姫」は、月で罪を犯した為、地球に流刑されたそうです。

刑期が終えた為、月から使者が迎えに来て、一緒に月に帰ったと、書いてあります。

森昌子は、「月よりの使者」という歌を、歌いました。

「竹取の翁」(たけとりのおきな)が「かぐや姫」を助け出したことにより、竹が、

   黄金に変わったそうです。

「翁」は、これを奇貨(きか、)として、財を成した、罪深い人間だと、一刀両断にされています。

竹取物語」は、平安時代初期に書かれた、作者不明の、日本最古の物語文学だそうです。

現代の、子供向け童話は、全く解釈が異なった物語になっています。

何時、誰が、何故、書き換えたのでしょうか?。世の中が、信じられなくなりそうです。

私も、一時期「かぐや姫」と、名乗っていました。

かぐや姫」は、「孟宗竹」(もうそうだけ)から生まれました。

私の発想、考えも「妄想だけ」(もうそうだけ)から生まれています。

私は、「かぐや姫」に、似ていると思ったからです。

 

話が飛んでしまいましたが、

庄野真代は「飛んでイスタンブール」という歌を、歌いました。

「メリハリ」とは、邦楽用語である、「メリカリ」『メリ(低い音)カリ(高い音)』が、

   転じた言葉だそうです。

つまり、やる時には、集中力の鬼と化し、休む時には、徹底的に休むのです。

その方が、生産性が遥かに上ることを、私は経験上、知っていました。

中国の故事に、「老いたる馬は、道を忘れず」、という言葉があります。

老人は、経験上、正しい判断が出来るので、意見を参考にしろ。という意味です。

日本のことわざには、「老いては子に従え」があります。

時と場合によって、使い分けすることを。おすすめします。

 

「頭の切れる人」(頭のいい人より格上)になる為には、「メリハリ」は、不可欠だそうです。

もし、「メリハリ」の意味を聞いてくる人がいなければ、こちらから、

教えてあげたらどうですか?

知識は、独占する物ではなく、共有すべき物と、思います。

そうすることにより、チーム力が確実に、アップすることは、確実です。 

 

「メリハリ」を、英語で「sharp」(シャープ)というそうです。

   反対語は、「tousiba」(東芝)ですかね?

「メリハリをつける」を、英語で「change the pace」 と言うそうです。