何気なく使っている言葉の意味

「前門の虎後門の狼」

 

「皆さん」は「前門の虎後門の狼」(もんのとら、こうもんのおおかみ)と、いう

「ことわざ」を「使った事」が「有り」ませんか?。

 

「虎」・「狼」という「怖い動物・2匹」に「挟まれた状態」を「イメージ」し

 

・「挟み撃ち」(「はさみうち」)

 

・「袋のねずみ」

 

・「八方ふさがり」

 

・「途方にくれる」

 

・「万事休す」

 

  と、いう「言葉が浮かんでくる人がいる」かも、「知れ」ません。

 

  しかし「間違い」です。

 

 

「前門の虎後門の狼」の「意味」は

 

・「一つの災難」を「逃れて」も「そのうち」に「別の災難」が

    「襲ってくる事」の「たとえ」。

 

・「前の門」で「虎の侵入」を「防いで」いると「後ろの門」から

   「狼」が「やってくる」という「縮図」を「表現」した「たとえ」。

 

  だ、そうです。

 

 

「前門の虎後門の狼」の「類義語」は

 

・「一難去ってまた一難」(「いちなんさってまたいちなん」)

 

    「次々に災難」に「見舞われる」事。

 

・「弱り目に祟り目(「よわりめにたたりめ」)

 

   「困った時」に「更に」「困った事」が「起こる」事。

 

  辺りが「妥当」する、そうです。

 

 

「前門の虎後門の狼」の「対義語」を「検索」しても「出て来」ません。

 

・「順風満帆」(「じゅんぷうまんぱん」・「物事が全て順調に進行する」)

 

・「流れに棹さす」(「ながれにさおさす」・「流れに乗って加速する」)

                               (「ひょっとして」「流れに逆らうと・解釈している人」は、いませんか?)

 

   辺りが「妥当」な「気が」します。 

 

 

「前門の虎後門の狼」に「出くわさない方法」を「検索しました」が「出て来」ません。 

 

「困難を極める」とは「思い」ますが

 

・「予感」(「事が起こる前に、あらかじめ、何となく感じ取る事」)

 

・「胸さわぎ」(「悪い予感がしたり、不安になり、心が穏やかでない事」)

 

・「第六感」(「人間に備わって」いる「五感」を、超える「物事を直感する感覚」の事」)

 

・「虫の知らせ」(「良くないことが起こる事を、事前に感じ取る事」)

 

   これらの「能力」を「身に付けることが出来る」よう「普段から」「感性を研ぎすまして」

「身に付ける・以外」に「方策は・無い」と「思い」ます。

 

 

※「虎」の付く「言葉」に「白虎」(「びゃっこ」) が「有り」ます。

 

「中国の神話」に「出て」くる「天の四方の方角を・司る」

「四獣」(「しじゅう」) 「四神」(「しじん」とも言います) の、内の「一匹」です。

 

・「青龍」(「せいりゅう」)は「東方を・司る」守護神」(「しぃごしん」)です。

 

・「白虎」(「びゃっこ」)は「西方を・司る」「守護神」です。

 

・「朱雀」(「すざく」)は「南方を・司る」「守護神」です」

 

・「玄武」(「げんぶ」)は「北方を・司る」「守護神」です。

 

「白虎隊」(「びゃっこたい」) と、いう「悲しい響きを持つ言葉」が「有り」ます。

「白虎隊」は「飯盛山の自刃(「いいもりやまのじじん」) で「知られて」います。

「1,868年」(「明治・元年」) に、起きた「鳥羽伏見の戦い」後

会津藩」(「現在の・福島県」) は「新政府軍の・襲来」に「備え」「組織作り」しました。

 

「年齢別」に「以下の・部隊」が「結成」されました。

「いずれ」も「武家の男子」により「編成」されました。

 

・「朱雀隊」・・・「18歳〜35歳」の「主力部隊」

 

・「青龍隊」・・・「36歳〜50歳未満」の「準・主力部隊」

 

・「玄武隊」・・・「50歳以上」の「予備隊」

 

・「白虎隊」・・・「16歳〜17歳」の「予備隊」

 

「次第に・戦場」が「会津に・移って」くると「会津藩主」

「松平 容保」(「まつだいら かたもり」) は「本来・予備軍」で、あった

「白虎隊」に「出陣命令」を「下し」ました。

 

「最新の兵器」を、使う「新政府軍」に、対し「はるかに・見劣る兵器」で

「白虎隊」は「戦い」を「挑み」(「いどみ」) ました。

「結果」は「火を見るよりも明らか」でした。

「白虎隊」からは「多くの・死者」が、出ました。

 

「負傷者を・含め」「生き残った」「白虎隊」は「命・からがら」

「郊外」の「飯盛山」に「避難」しました。

飯盛山」から「見えた」のは「炎に・包まれた」「若松城」と「若松・城下」でした。

「もはや」「会津藩に・勝ち目が・無い」のは「明白」でした。

 

「その光景」に「絶望」した「白虎隊の内」「20人の・少年達」は

「その場」で「自刃」(「じじん」・「刃物」(「はもの」) を使って「自らの命を絶つ事」を

「決意」し「実行」しました。

「ある者」は「刀で・腹を切り」「ある者」は「刀で・喉を突き刺し」「死に」ました。

 

「そうした覚悟」で「死んだ・少年達」は「些末」(「さまつ」」・「取るに足りない事」)で

「悩んだり」「言い争っている」「現代の・私達」を「どう評価」しているのか?」

   私には「気になり」ます。

 

「戦いのあった時代に・生まれたかった」と、いう「気持ち」が

「私の心の何処か」に「あるような気」が、します。

「その時」「私は・何をしたか?」も「気に」なります。

 

 

「霧島 昇」は「白虎隊」(「びゃっこたい」) という「歌」を、歌いました。

「氷川 きよし」「島津 亜矢」「藤山 一郎」等、に、より「カバー」されています。

 

「霧島 昇」は「1,914年」(「大正・14年」生まれ」) で「戦前から・戦後にかけて」

「活躍」した「歌手」です。

「1,937年」「赤城しぐれ」で「デヴュー」しました。

 

「1,938年」「当時・大スター」だった「ミス・コロンビア」(「芸名」) と、共に

「吹き込んだ」「松竹映画」「愛染かつら」(「あいぜんかつら」) の「主題歌」

「旅の夜風」が「大ヒット」しました。

 

「翌年」「二人は・結婚」しました。

「大変な・おしどり夫婦」と、して「知られていた」そうです。

「霧島 昇」は「その後」も「一杯のコーヒーから」「誰か故郷を思わざる」等、の

「大ヒット」を「連発」しました。

 

「1,943年」(「昭和・18年」)「召集令状を受け」「大日本帝国海軍横須賀海兵団」に

「入隊」しました」

「これまで」「極度の近視」の為「徴兵検査」で「何度か」「不合格」と、なっていましたが

「軍の・上層部」に「霧島 昇」の「大ファン」が、おり「身体検査」を「パス」させたそうです。

 

「戦後」は「並木 路子」と「吹き込んだ」「リンゴの唄」を「皮切り」に

「三百六十五夜」「胸の振込」等、の「ヒット曲」を「生み出し」ました。

「生涯に・吹き込んだ歌」は「3,000曲」を「超えた」そうです。

NHK紅白歌合戦」には「5回・出場」しました。

 

「霧島 昇」は「1,984年」「腎不全」の為「69歳」で「永眠」しました。

「妻」も「2ヶ月後」に「後を追う」ように「73歳」で「逝去」しました。

 

「霧島 昇」は「超」が、付くほど「真面目」で「緊張しやすい」「性格」でした。

「重圧」から「逃げる為」「薬物に、のめり込んだ」の、かも「知れ」ません。

「二人」は「法規制される・前後」に「ヒロポン」(「覚せい剤」) を「常用」しており

「深刻な中毒だった」ことより「死因」に「繋がった」と「噂され」ました。

 

 

「霧島 昇」白虎隊」「作詞」:「野村 俊夫」「作曲」:「古賀 政男」

 

戦雲(「せんうん」) 暗く  陽(「ひ」) は落ちて

孤城(「こじょう」) に月の  影(「かげ」) 悲し

誰(「た」) が吹く笛か  知らねども

今宵名残(「こよいなごり」) の  白虎隊

 

紅顔可憐(「こうがんかれん」) の  少年が

死をもて守る  この保寒(「とりで」)

滝沢村(「たきざわむら」) の  血の雨に

濡らす白刃(「しらは」) の  白虎隊

 

<詩吟>

 

鶴ヶ城(「みなみつるがじょう」を 望めば  砲煙(「ほうえん」) 風易る(「あがる」)

痛哭(「つうこく」) 涙を飲んで  且つ(「かつ」) 彷徨(「ほうこう」) す

宗社(「そうしゃ」) 亡びぬ(「ほろびぬ」)  我が事 終わる

十有九人 (「じゅうゆうきゅうし」) 屠腹(「とふく」) しで 倒る

 

飯盛山の  山頂(「いただき」) に

秋吹く風は  寒けれど

忠烈(「ちゅうれつ」) 今も  香(「か」) に 残す

花も会津の  白虎隊

 

 

※  「狼」(「おおかみ」)の付く「言葉」には「下記」が「有り」ます。

 

・「狼煙をあげる」(「のろしをあげる」)

 

・「乱暴狼藉」(「らんぼうろうぜき」・「野蛮な行為をする事」)

 

・「一匹狼」(「いっぴきおおかみ」「集団に属せず単独行動する人」)

 

・「送り狼」(「おくりおおかみ」・「親切を装って女性を送っていき、途中ですきがあれば

                                                              乱暴を働こうとする危険な男」)

 

・「狼少年」(「おおかみしょうねん」・「同じ嘘を繰り返す人」)

 

・「狼男」(「おおかみおとこ」・「満月を見ると、狼に変身する人」)

 

 

「石野 真子」(「いしの まこ」)は「狼なんか怖くない」と、いう「歌」を、歌いました。

 

「石野 真子」は「1,961年・生まれ」の「女優」「歌手」です。

「1,978年」「狼なんか怖くない」で「歌手デヴュー」しました。

「同曲」で「日本・レコード大賞・新人賞」を「獲得」しました。

 

NHK紅白歌合戦」には「1,979年」に「ジュリーがライバル」で「初出場」しました。

「翌・1,980年」には「ハートで勝負」で「連続出場」しました。

 

「当時のアイドル」には「必ずと言っていいほど」

「キャッチフレーズ」が「つけられ」ました。

「石野 真子」に「付けられた」のは「100万ドルの微笑」でした。

  また「八重歯」と「垂れ目」で、ある事を「チャームポイント」に、しました。

 

 

「石野 真子」「狼なんか怖くない」「作詞」:「阿久 悠」「作曲」:「吉田 拓郎」

 

あなたも狼に  変リますか

 

はじめての  ルージュの色は

紅すぎては  いけない

大人の匂いが  するだけでいい

唇をすぼめた  ままで

口づけは  出来ない

鏡に向かって  あれこれ思う

鼻が邪魔だと  誰かがいってたわ

古い映画の  台詞(「セリフ」) だったかしら

あなたも狼に  変リますか

あなたが狼なら  怖くない

あなたも狼に  変りますか

あなたが狼なら  怖くない

 

ハイヒール  両手に下げて

逃げたりしちゃ  いけない

片目をつぶって  見るだけでいい

あの人は  いいひとだから

傷つけたり  出来ない

その日を思って  あれこれ悩む

熱が出るわと  誰かが言っていたわ

ヒットソングの  言葉だったかしら

あなたも狼に  変わりますか

あなたが狼なら  怖くない

あなたも狼に  変りますか

あなたが狼なら  怖くない

 

 

「前門の虎後門の狼」を「英語」で「言う」と

 

「Misfortunes never come alone」

 

  (「ツイてない事は、何時もひとつではない」・「一難去ってまた一難」)

 

  と「言う」そうです。